山口晃のみごとな描写力

 東大出版会のPR誌「UP」2010年2月号に掲載された山口晃の連載マンガ「すヾしろ日記」第59回に、山口がカラオケを歌ったことが描かれている。

日ごろ目をかけて下さる先生や小学館の方と、これまた美味しいお寿司屋で。
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そのままスナックでカラオケ。「あずさ2号」を二人で熱唱


 これがそのコマだが、このたった3センチ角のコマで、描かれているのが誰か分かるのだ。上の二人は左が山口晃本人、右は美術評論家山下裕二に間違いないだろう。垂れ目と口のまわりの髭が特徴で、簡単な線でそれをよくとらえている。みごとな描写力だ。下の二人は山口夫妻、奥さんには会ったことがないので、どれくらい似ているかは分からない。
 下の写真は山口晃山下裕二。よく似ているのが分かるだろう。