ギャラリー砂翁の梅田恭子展がすばらしい

 三越前駅近くのギャラリー砂翁で開かれている梅田恭子展「脚のある池」が大変良かった(5月19日まで)。
 梅田恭子はとても繊細ですぐれた作品を作る銅版画家で、今までなんども銅版画の個展を見てきた。それが今回のサブタイトルは「−蜜蝋画・銅版画−」となっている。どんな作品を見せてくれるのだろうと、画廊へ入って驚いた。蜜蝋画は銅版画の繊細さを持ちながら同時に強い表現となっている。作家のなかにこんなに激しいものがひそんでいるとは知らなかった。ドローイングでもこのようなすぐれた仕事ができる画家だったのだ。聞けばドローイングの仕事を始めてまだたった3年だという。今後の展開が楽しみだ。
 あんまり驚いたので、銅版画の作品の写真を撮るのを忘れてしまった。





梅田恭子展「脚のある池−蜜蝋画・銅版画−」
5月7日(金)〜19日(水)日曜休み
11:00〜19:00(最終日は17:00まで)

ギャラリー砂翁
東京都中央区日本橋本町1-3-1 渡辺ビル1F
電話03-3271-6693
http://www.jpin.co.jp/saoh
地下鉄(銀座線、半蔵門線三越前駅 A1/A4出口 徒歩3分