馬場恵以実個展のDMハガキ

 3月に銀座1丁目のギャラリー銀座フォレスト・ミニ開かれた馬場恵以実個展のDMハガキを机の上に置いておいたら、娘が見つけてこのハガキ面白いねと言う。ハガキの表裏を本の表紙と中面に見立ててデザインしてある。私もそれが面白くて捨てないでおいたのだった。


 娘はハガキを見て、この人、絵よりイラストの方が向いてるねと言う。うん、そうかもしれない。ついで、この人女の人でしょうと言う。どうして分かるんだい? ほら、ここに前屈みになっている女の人のヌードがあるじゃない、これって、あり得ないポーズなんだ、父さんだって分かるでしょう。いや、分からないよ、なんで? 

 前屈みになるとお尻の筋肉は真っ直ぐになってしまって、こんなお尻の形にはならないんだ、父さんだってポルノ写真を見ているから分かるでしょう。いや、見てないよ。嘘言って、見ているくせに。この絵の下半身は立っている形、上半身が前屈みになっているんだ。男の人はポルノ写真を見ているから、前屈みになったときに、こんな風なお尻にはならないことを知っているんだけど、この画家は知らないから、女の人だって分かったんだ。
 いや、恐れ入りました。娘、侮れない。