中山ダイスケのStringsに再会した

 私の画廊日誌をみると1993年6月26日(土)に銀座のギャラリイKで中山ダイスケ展「Strings」を見ている。弓と矢を球形に組み合わせた立体作品だ。引き絞られた弓には鋭い矢がつがえられている。とても危険な印象の作品だった。
 先週4月24日(土)に日本橋馬喰町のラディウムーレントゲンヴェルケへ行くと、何と中山ダイスケ展の最終日で、17年前に見たこの弓矢の作品が展示されていた。オーナーの説明によると、所有されていた方が亡くなり、遺族から預かって展示しているのだという。値段は300万円とのことだった。
 中山は当時鋭い刃物の立体を作ったり、ギャラリーの床に虎挟みの立体作品を並べたり、かなり危険な作品を作る作家だった。それがアメリカへ留学したりしてから、エキセントリックなところがなくなった印象があった。最近はほとんで作品を見ることがない。久しぶりにギャラリーの空間で再び目にした弓矢の立体はやはり刺激的だった。