元日に初詣に行った。まず恒例の吾嬬神社から始める。吾嬬神社は関東で最も古い神社の一つだが、現在ほとんど忘れられている。氏子のお爺さんもたった一つの町会で維持していると嘆いていた。常駐の神主もいない。吾嬬神社については以前書いたことがあった。
・「吾嬬神社」(2006年12月24日)
隅田川にかかるあずま橋はこの吾嬬神社へ参拝するための橋なのだ。かつてはどんなに重要な神社だったかが分かるというものだ。
御祭神:弟橘姫命
ついで江東区の香取神社へ行った。戦前の江東区第一の神社。創立は天智天皇4年(665年)というからもう1345年経ったことになる。最近はスポーツの神などと言っているが、いくさ=戦争の神だ。
御祭神:経津主神
3番目は亀戸天神。菅原道真を祭っている。境内に平成24年御鎮座350年大祭とあったから、創立は1662年ということになる。江戸時代中期というところか。初詣のほか、受験生が合格祈願に参拝し、藤棚でも有名だ。
最後は墨田区の香取神社。平安末期創立。江戸時代近くに有名な小村井の梅園「梅屋敷」があった。広重の浮世絵にもなっている。それでそう広くはない境内にたくさんの梅を植えている。
御祭神:経津主大神
一番新参の亀戸天神が最も参拝客を集め、関東でも最古の吾嬬神社がほとんど忘れられていて参拝する人もまばらだ。