長谷川健司と内海信彦、千里の馬と伯楽

 先週東京都中央区京橋のギャラリイKで長谷川健司展があった。展示作品を撮影する機会がなかったので、ネットに掲載されている作品を紹介する。


 長谷川健司は1988年生まれ、まだ21歳だ。現在美学校で内海信彦に師事しているという。絵画を学び始めてまだ1年にしかならないらしい。それでいてこの作品を仕上げている。師の内海の作品に似ているのは仕方ないだろう。優れた才能と言うべきだ。
 しかし特筆すべきなのは師の内海信彦だろう。わずか1年でこれらの作品を仕上げた千里の馬、長谷川健司を育てたのだから。まさに、千里の馬は常にあれども伯楽は常にはあらずの諺どおりだ。優れた教師、伯楽に出会った長谷川は幸せだ。