高橋コレクション日比谷の「neoneo展」

 先に紹介した現代アートの美術展「neoteny japanーネオテニー・ジャパンー高橋コレクション」(2009年7月18日)は精神科医高橋龍太郎氏(1946ー)がここ収集した現代美術のコレクション展だった。高橋氏は12年前から日本の現代アートを精力的にコレクションしている。「ネオテニー・ジャパン」では、わりあい名前の知られた若手作家たちを集めて展示していたが、現在「高橋コレクション日比谷」という高橋氏のコレクションを常設展示するスペースでは、「neoneo展 Part1[男子] ネオネオ・ボーイズは草食系?」が開催されている(10月18日まで)。
 これは「ネオテニー展」の作家たちより少し若い男性作家20人を集めたものだ。60年代生まれが2人、70年代生まれと80年代生まれがそれぞれ9人づつ、一番年長が1968年生まれ、一番若いのが1986年生まれだ。だいたいにおいて、ネオテニー展の作家たちと似た傾向の作家たちだ。まあ、それが高橋氏の好みなのだろう。作家一覧のチラシを手に作品を見ていった。20人の内10人にバツを付けていた。つまらないのだ。コピーはオリジナルより精度が落ちるのは、事務所のコピー機で何度も体験したことだった。
 彼らが次世代の中心作家になることはないだろう。いや、彦坂敏昭とか良い作家がいないわけではないが。ちなみに私がバツを付けた10人の作家は、大竹、大野、川島、小出、小西、小橋、谷口、日野、宮崎、山本(名前は省略)。

高橋コレクション日比谷
千代田区有楽町1-1-2 日比谷三井ビル1階
http://www.takahashi-collection.com
入場料 大人300円