皇帝の精力剤

 小泉武夫が雑誌「波」に「男精食のすすめ」を連載している。6月号の「黄帝たちと性欲活性素」から。

 というわけで、今度はその古代中国の黄帝あるいは皇帝が、いかに精力絶倫を願い、男根強悍を祈って自らのハーレムの貴い女性たちを満足させようとしたか、その並々ならぬ努力と、執念に満ちた性欲への願望の話を致しましょう。
 先ず「秋水」あるいは「秋石」という精力強壮剤です。(中略)
「秋水」あるいは「秋石」とは、「童便」と言って12歳以下の少年の小便を壺に入れて数か月貯えておきますと、底に白い沈殿物が出来る。それに石膏を少々加え、さらに鹿の角の粉末、ブクリョウ(サルノコシカケという茸の仲間)の粉末、その他の強精漢方薬剤の粉末などを加えてよく混ぜ、それを紙の上に置いて自然乾燥したものです。「王侯貴人、その石粉を内服して皆怒張す」とあるぐらいですから凄い。とにかく中国古代の王様たちはこの精力剤の効果を信じて大いに服用していたようであります。

 I田君の参考になれば幸いです。