ギャラリーゴトウの山本弘展(3)

 ギャラリーゴトウの山本弘展、下の写真は1978年制作の「洪水」6号。山本弘の激しい一面を表している。1961年の飯田伊那地方を襲った集中豪雨の記憶を山本は繰り返し描いている。野見山暁治が、福岡のアトリエのベランダの大瓶を一瞬にして砕いた台風の記憶を繰り返し描いたように。

 この他、川や道、女性(愛子)を描いた小品。

 「フットボール」と題された不思議な作品、電信柱、太陽が描かれた小品が並べられている。

 今日は老舗の画廊主が長時間滞在して見ていってくれたという。