「地名の由来 東京23区辞典」というHPの驚き

 すごいホームページがある。「地名の由来 東京23区辞典 東京知ったかぶり!」というタイトルだ。タイトルどおり23区の地名に関するほとんど信じられないくらいのものすごい充実ぶり。しかも現在進行形で更新もハンパじゃない。情報を提供するとただちに反映される。どんな人が運営しているのだろう。なんだか年配の方ではないだろうか。
 とにかく見てほしい。信頼性も相当高いと思われる。
http://www.geocities.jp/pccwm336/index.html

 墨田区立花にある石碑についてコメントしたらすぐさま反映された。私がコメントして、それに関して調査して書かれた部分。

■帝釈堂
 墨田区のHPによると1丁目22番にあるというが未確認。『墨田区の歴史』には「東あずま駅から南へ北十間川沿いの高層住宅、公団立花1丁目団地へ曲がる園芸店の左に、小屋がけした帝釈堂(立花1‐22)がある。帝釈天王と書いてある。中はすっかり風化した石塔が3基と地蔵がある。石塔の台座には3つのコブがあり、三猿の跡だろう。これは庚申塔で、この形は板碑型といい、文字は全く摩滅しているが、各地の庚申塔の形式から推定すると寛文年間(1661〜73)前後の年代とみてよい。この形の下限でいえば、元禄以後に例は少ないのである。区内に残る庚申塔では、おそらく最も古い年代と私は考えている」とあるのだが、? 立花には19〜22番は欠番で存在しないのだ。また文花の当番地は文化中学校でそれらしきは見当たらない。ただ立花の23番に鳥居マークがあるので、今一度現地調査して報告する。
 とぐずぐずしてたら、キムタクさん(匿名)から以下のメールをいただきました。

 中に紹介されていた墨田区立花1−22にあるという帝釈堂のことです。そこは30年前に再開発されて、今は大きなサンタウン立花という公団分譲のマンションになっています。帝釈堂と思われるのは、今はマンションのちょうどまん中に移築されています。同マンションは建物の中央に通路が作ってあり、通路の両側が商店街になっています。その通路のまん中当たりの右側に小さな社があります。提灯に「帝釈天」と書かれています。番地は「立花1−23」です。帝釈堂は再開発の工事中、線路脇に仮安置していたのですが、工事関係者に事故が続き、きちんと祀っていないからだとて、マンションの中央へ丁寧に、割合立派なお堂を作って安置したのだそうです。

 それで平成18年3月チェックに行ってきた。マンションの一階に大きい通路があって、その両側に店が並んでいる西側の真ん中に鉄筋コンクリート造りの小社があって、本に書いてある通りの状態だった。キムタクさんのご案内の通り、丁寧にお祀りしてあった。2mばかりの、参道というか石畳に打ち水してあったのには感動した。

 文中に「キムタクさん」とあるのが私だが、はじめ私の本名が書かれていた。本名は避けてくださいとお願いしたらこんな名前にされてしまった。管理人とは面識がない。面識があったら「西村晃さん」て書かれるだろうか?
 とにかくごらんいただきたい。これだけ膨大なデータベースを一人で構築しているのだろうか!