東京オペラシティアートギャラリーのコレクションが充実している

 東京オペラシティアートギャラリーにはなかなか充実した常設コーナーがある。同アートギャラリーのホームページより。

東京オペラシティアートギャラリーが所蔵するコレクションは、東京オペラシティ共同事業者でもある寺田小太郎氏が東京オペラシティの文化事業に賛同し協力するために収集を開始し、その篤志によってアートギャラリーが収蔵するに至ったものです。戦後の国内作家を中心に約 2,500点におよぶコレクションは、油彩、水彩、版画、素描、立体など多岐にわたり、多様な展開をたどった戦後の美術の「現在」の姿が、一つの視点を通して俯瞰的に見渡せるものとなっています。


コレクションには日本を代表する抽象画家・難波田龍起(1905−97)の油彩、水彩、版画など約300点以上が含まれており、コレクション全体の軸となっています。また、その次男・難波田史男(1941−74)の作品も250点以上が収められており、難波田龍起と史男親子の作品を集めたコレクションとしては、最大級のものと言えましょう。
そのほかコレクションには、相笠昌義、麻田浩、赤塚祐二、伊藤彬、大竹伸朗、大野俊明、奥山民枝、郭仁植、鴨居玲、川口起美雄、桑山忠明、鄭相和、崔恩景、堂本尚郎、堂本右美、奈良美智、西田俊英、西野陽一、野田裕示、野又穫、箱崎睦昌、長谷川潔舟越桂舟越保武、保田井智之、村井正誠、村上友晴、山田正亮、山本明比古、吉澤美香、李禹煥などを含む、多彩な顔ぶれの作家達が含まれています。

 この2,500点という点数は歴史ある大川美術館の所蔵点数3,000点に迫るし、群馬県立近代美術館の所蔵点数のざっと8倍だ。点数のみならず内容もすばらしい。年に数回展示替えをしている。
 入場料金について、企画展の料金で常設コレクションも見られるのだが、常設展だけを見る料金は設定されていないので、それが大きな不満だ。65歳以上は半額なんだが、まだ何年も待たなくてはならない。