私の画廊巡りの手順


 私の画廊巡りの手順を紹介する。画廊のスケジュールが掲載されている雑誌「月刊Gallery」を購入し、毎回必ず訪れている画廊と、今月見るべき展覧会を黄色のマーカーでチェックする。また先月から引き続き開催されている展覧会ですでに見たものはピンクのマーカーで塗り重ねる。

 いつも持ち歩いている小さなメモ帳に画廊の地図を書く。縦線が銀座の中央通り、2本の横線は上のが銀座と京橋の境界となる首都高速、真ん中が晴海通り、地図は上が北で下端が銀座の南端でここも首都高速が東西に走る。書かれていないが、右端は縦に昭和通りが走り、左端は同じく縦に外堀通りが走っている。この枠内に300軒の画廊があるという。

 毎週日曜日に「月刊Gallery」のスケジュール表から手作りの画廊地図に書き写す。今週しかやっていない展覧会は画廊名に(・)を打つ。これは必ず見なければならない。来週も引き続きやっているところは(×)を打つ。×の画廊は今週見なくても来週見ることができる。
 すでに先週見ていたり、今週展覧会をやっていない画廊は丸で囲む。無印は情報がないところ。そして回った画廊は大きく線で括る。地図の上1/4の左右それぞれ大きく囲んだところがある週の月曜日に回ったところ。この日12軒を回っているように見えるが、「奥野」と記してある所は奥野ビルで、ここには現在十数軒の画廊が入っている。
 さらにメモ帳の裏には銀座・京橋以外の画廊を書いている。考えてみれば酔狂なことだ。