池田満寿夫と宮崎進、岡崎乾二郎の立体作品

 以前も何度か書いたのだが、池田満寿夫宮崎進の立体作品がつまらない。2人とも版画や油彩で評価されてきた作家たちだ。その後彼らは立体作品を作り始める。池田満寿夫は縄文焼きと称する陶のオブジェを、宮崎進は人体の彫刻を作っている。宮崎の人体作品は油彩同様シベリア抑留をテーマにしている。すごく真面目なものだ。
 ところが2人の立体作品がつまらない。もし彼らが最初に版画や油彩でなく、立体作家として登場していたら、とても今日の評価は得られなかっただろう。

 もう一人、陶の立体作品がつまらない作家がいた。現代美術作家で評論集も出している岡崎乾二郎だ。これのどこが良いか私には分からない。(写真は岡崎乾二郎の陶の作品)