映画や芝居評でいつも参考にしているぼのぼのさんのブログBadlands（http://bonobono.cocolog-nifty.com/）で以前内田けんじ監督の「運命じゃない人」が絶賛されており、それではとツタヤでDVDを借りて見たら本当に面白かった。ところがストーリーも複雑ではなく、話はスッとつながるのに、時間軸が込み入っていて、２回続けて見たのに時間的な前後関係が完全には分からなかった。特に２回目はメモをとりながら見たのだったが。この監督のシナリオがもう徹底的に巧みなのだ。
その内田監督の新作「アフタースクール」が始まったので見に行った。期待どおりに楽しめた。ただ前回ほどの複雑さはなく、割とすんなり理解できた。まだよく分からないところもあるが。何が面白いかというと、この監督は何度もどんでん返しを仕込んでいるのだ。それに省略（飛躍）が日本人離れしていると思う。内田けんじ監督気に入った。たった一つの欠点は題名が良くないことだ。しかし、次作があればまた見に行くだろう。
それにしても知っている俳優が常磐貴子だけだった。
Badlandsの「運命じゃない人」評。
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