散らし文の不思議



 三上のブログは1日に何度も書き込まれる。また読者が多いのでやはり何度もコメントが付けられる。コメントはエントリーごとでなく、1日の末尾に付くので、新しいエントリーを読み、末尾へ戻ってコメントを読むということをしていて、「散らし文」を連想した。
 散らし文は平安時代の女の手紙から始まったと思うが、ここに紹介する一休もこの形式で書いている。活字に示しているのは小松茂美「手紙の歴史」(岩波新書)からの引用で、散らし文のこともこの本で知った。
 センテンスの頭に振った番号順に読むことになっている。どうしてこんな複雑な読み方が普及したのだろう。驚くばかりだ。
 しかし、三上のブログもちょっとだけ散らし文に似てないだろうか。