巨大なヌード写真の意味は何か?

mmpolo2007-09-04




 東京日本橋にあるギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アートで写真展が開かれている。題して「納涼現代アート展〜今年の夏はエロス祭りで〜」、名前のようにヌード写真展である。案内のDMより

イタリアの新星ギド・アルゼンチーニをはじめ、鬼才アラーキーによるハードコアな縛り、SMの無修正写真、その他「性」にまつわる作品をもって夏を彩る、納涼裸祭り企画です。(後略)

 1メートル四方を越えるアラーキーのSM写真、そこには性器もはっきり写されている。写真は額付きだ。ここで私は考え込んでしまう。普通、性器の写っている写真は本や雑誌などに印刷されている。手に持つことができるものだ。こんな壁面に飾るような巨大なものはない。性器の写っている写真は機能を持っている。それは公の場所で見られるものではなく、ひっそりと見られるものだ。それがこのように巨大だったら、それは何を意味しているのか。どのような機能を持っているのか。
 端的に言って、性器の写っている大きな写真をインテリアとして飾る習慣を少なくとも日本はまだ持っていない。これは先駆けなのか? 私はこの写真の意味、機能が分からないでいる。
 ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート
 展示は9月22日まで、18歳未満入場禁止。
 http://www.g-sho.com/current/