昭和40年会という現代美術のグループがある。昭和40年（1965年）生まれのアーティストたちのグループで、ときどきグループ展をやったりしている。会田誠、大岩オスカール幸男、パルコキノシタ、土佐正道、小沢剛、松陰浩之等々がそのメンバーだ。
彼らが「晴れたり曇ったり」という映画をつくったことがあり、当時表参道のナディッフとかで公開していた。ドラマなんだけれど、主な出演者が昭和40年会のメンバーだけなのだ。この会のメンバーに女性はいない。で、主演女優を会田誠が演じていた。彼はけっこうハンサムなんだ。それであまり違和感は感じなかった。
ところが、海水浴のシーンで会田誠がワンピースの水着を着て登場したとき強い違和感があった。後ろ姿だったが、女性にしてはウェストがあまりに太すぎるのだ。もう男と女で何が違うといって、ウェストの太さが全然違っていることを、この時初めて知ったのだった。
