シロバナタンポポの根が太い話

 田中修「雑草のはなし」(中公新書)を読んだ。3月に発行されたばかりの新刊書。さて、雑草のはなし―見つけ方、たのしみ方 (中公新書)

 シロバナタンポポは、日本在来のタンポポであるが、同じ在来種のカンサイタンポポカントウタンポポよりたくましく育つ。この植物の根を掘り出そうとしたことがある。まわりの土を掘ってみて、驚いた。
 ニンジンのように太い、直径5cm以上の根が育っているのだ。その根が、ゴボウのように長く、土の中、どこまで掘っても深くにまで伸びていた。結局、根を抜き取ることはできなかった。地上の葉っぱはそんなに大きくないが、地下部ではたくましく伸びているのだ。

 タンポポの根が直径5cm=50mm以上なんてすごい話だ。人間の根っこだってLサイズでやっと直径38mmなのだから(ちなみにMサイズは36mm、Sサイズは34mm)。
 しかしこの本はここ以外はほとんど面白くなかった。