2004年1月突然友人が亡くなった。葬儀に参列した後東京へ帰る高速バスの中で俳句と短歌を詠んだ。
原和博君を悼んで詠める俳句と短歌
友人から別れの電話があった夜、彼の住む大山荘が全焼し友人が遺体となって発見された。3日後の葬儀の日は底まで見通せるような快晴で終日凍てついていた。葬儀の後焼け跡を訪れて薔薇の花束を手向けた。翌日飯田には珍しく大雪が降り世界を真っ白に変えた。
空荒れる君の心か道凍れ
珍しき大雪の降る君死ねば
もっと降れなまじの雪では鎮まらぬ
焼け跡に君を鎮めて雪積もれ
鎮魂の薔薇を沈めて雪積もる
わが妻が君に手向けし花束を深く埋めて雪よ降り積め
燃えていた君の身体をかすかにも冷ましくれるか雪の降り積む
1周忌の短歌は6月5日
http://d.hatena.ne.jp/mmpolo/20060605