山本弘の書

mmpolo2006-11-15




 山本弘の生活は毎日絵を描き続け、ついで酒浸りの日々をおくる。その内喀血したりして寝込む。回復するとまた絵を描き続ける。酒浸りになる。寝込むの繰り返しだったという。
 酒を飲んでいる時以外は人に会わなかった。だから普通の人は酔っぱらっている弘さんしか知らない。素面の弘さんが本当はどんな人かを知らない。
 絵を描き始めるとき、手ならしにまず書を書いたという。それらの書を愛子さんが大事にとってある。


 写真の書。

 八月の風脳みその
 狂って良し
 ひまわりも
 垂れて笑う


 別の書では、次のようなものもある。

 白は責むる
 白は魂をして
 凍結せしむる