パトリシア・ゴッジ

mmpolo2006-09-29




高校3年の時に「かもめの城 Rupture」という映画を見て主演女優のパトリシア・ゴッジPatricia Gozziが好きになった。それは彼女が14歳の時撮られた映画だった。
後に東京の名画座で彼女が主演している評判の良い古い映画「シベールの日曜日」を見た。映画は良かったけれど、パトリシア・ゴッジはまだ12歳でファンにはなんとも不満の残るものだった。
「かもめの城」はその後再上映されなかった。海外も含めてビデオにもならなかった。噂では彼女は映画界を引退したという。せめて「かもめの城」をもう一度見たいという気持ちは30年以上続いた。
で、インターネットという便利なものができて、検索するとカナダで発売されていた。早速購入した。届いたビデオテープはパッケージもラベルも何も印刷されていなくて、なんだか海賊版のようだった。
30年以上の時間をおいてわくわくしながら見始めた。
10分間ほど見て止めた。日本語スーパーが入っていないからではなくて、こんなに長い間憧れていた女優が子どもだったのだ。当時はほぼ同世代だったのに。
もう一度インターネットで調べると、「かもめの城」の後「Hung Up」という映画に主演したのを最後に20歳で結婚して映画界を去った。一度離婚してのちに再婚した。1男1女があり、今はダンスの先生をしているらしい。現在の彼女が見たい。