岡本敏子は岡本太郎美術館の館長をしていたが、しばらく前に亡くなった。
岡本太郎の存命中は彼の秘書をしていた。
また正式な養女だったが、一方実質的に夫婦だった。
彼らと何ら接点がないにも関わらず、そのことにイヤな感じを抱いた。
つまり養女と夫婦になるということに。
しかし、彼らは大人であり、結婚ではなく養子縁組という形式を選んだのにすぎない。
それは不道徳とまでは言えないだろう。
そのことがなぜ不快感を抱かせるのか。
おそらく「インセスト・タブー」の規制の強さがそう思わせるのだ。
そんなにも強い規制であるということ。