2023-01-01から1年間の記事一覧

ギャラリー椿の夏目麻麦展を見る

東京京橋のギャラリー椿で夏目麻麦展「誤差熱」が開かれている(12月2日まで)。夏目は1998年に多摩美術大学大学院を修了している。その年にギャラリーQで初個展、以後ベルギーや東京の西瓜糖、藍画廊、Porte de Paris、ギャラリー椿などで個展を行っている…

東御市梅野記念絵画館の山本弘展を見る

長野県東御市の梅野記念絵画館の山本弘展も明日までとなった。2か月半もあったのに早いものだった。昨日3回目の訪問をした。 「暗い海」と「毛布売り」 「過疎の村」と「灰色の家」 「過疎の村」は真夏に無人になった廃村を訪ねた記録。レモンイエローが灼…

ギャラリーSAOH & TOMOSの野澤義宣展を見る

東京神宮前のギャラリーSAOH & TOMOSで野澤義宣展「己事記」が開かれている(12月2日まで)。野澤は1947年東京都生まれ。1966年寛永寺坂美術研究所に学ぶ。1974年臥牛会を結成(2006年退会)。以前は真っ黒な画面を作っていた。現在は基本的に抽象的な作品…

櫻木画廊の中津川浩章展を見る

東京上野桜木の櫻木画廊で中津川浩章展「表現の森にたたずむ」が開かれている(11月26日まで)。中津川は1958年静岡県生まれ。和光大学で学び、個展をギャラリイK、パーソナルギャラリー地中海などで数回ずつ開き、その他、ギャラリーJin、ギャラリー日鉱、…

ギャラリー枝香庵の南島隆展を見る

東京銀座のギャラリー枝香庵で南島隆展が開かれている(11月26日まで)。南島は1957年長野県飯田市生まれ、1983年武蔵野美術大学大学院彫刻科を修了している。私とは同郷で高校の後輩にあたる。 南島は愛知万博でジョージア賞を受賞したことからジョージアと…

コバヤシ画廊の西成田洋子展を見る

東京銀座のコバヤシ画廊で西成田洋子展「記憶の領域2023」が開かれている(11月25日まで)。西成田は茨城県生まれ、1987年より東京、水戸、ニューヨークなどでもう30回以上も個展を開いている。作品は大きな奇妙な立体で、古着などを縫い合わせて造形してい…

『田中角栄名語録』を読む

小林吉弥『田中角栄名語録 普及版』(プレジデント社)を読む。本来手に取る種類の本ではないが、コロナで入院していた折り、友人が差し入れしてくれた。ほかに活字がなかったので読んでみた。それがとても面白かった。田中角栄の政治思想や功績を取り上げて…

国立新美術館の大巻伸嗣展を見る

東京六本木の国立新美術館で大巻伸嗣展が開かれている(12月25日まで)。大巻伸嗣は1971年岐阜県生まれ、1995年東京芸術大学美術学部彫刻科卒業、1997年同大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。 最初の部屋に大きな壺状の立体が設置されている。巨大な刺繍のよ…

ギャラリーせいほうの舟越保武展を見る

東京銀座のギャラリーせいほうで舟越保武展「生誕110年記念」が開かれている(11月17日まで)。舟越保武は1912年生まれ、 2002年に89歳で亡くなっている。日本を代表する彫刻家の一人。舟越桂は次男、舟越直木は三男でどちらも彫刻家。 龍之介 ゴルゴダ ゴル…

コバヤシ画廊の村山隆治展を見る

東京銀座のコバヤシ画廊で村山隆治展が開かれている(11月18日まで)。村山は1954年茨城県生まれ、1980年に東京芸術大学大学院美術研究科を修了している。その後、ギャラリー山口やギャラリー手、ギャラリー21+葉などで個展を繰り返した後、2007年からは毎…

ガルリSOLの荒井信吉展を見る

東京銀座のガルリSOLで荒井信吉展「無記の記録」が開かれている(11月18日まで)。荒井は1970年東京都生まれ、1996年に多摩美術大学を卒業している。2003年にガルリSOLで個展を開き、ここSOLでは今回で3回目となる。 画廊の中央に金色の立体が設置されている…

日本橋高島屋S.C. 本館6階 美術画廊Xの重野克明展を見る

未亡人 東京日本橋高島屋S.C. 本館6階 美術画廊Xで重野克明展「或る未亡人の版画コレクション」が開かれている(11月20日まで)。重野は1975年千葉市生まれ、2003年に東京藝術大学大学院修士課程美術研究版画専攻を修了している。主に77ギャラリーで個展を…

Stepsギャラリーの中村ミナト展を見る

東京銀座のStepsギャラリーで中村ミナト展が開かれている(11月11日まで)。中村は1947年、東京生まれ。1969年に武蔵野美術大学彫刻家を卒業し、1970年に同大学専攻科を卒業している。ときわ画廊で10回個展を開いたほか、1975年以来各地のギャラリーで個展を…

ギャラリー58の田中彰展を見る

東京銀座のギャラリー58で田中彰展が開かれている(11月11日まで)。田中は1949年高知県生まれ、1974年多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン科卒業。いくつかの画廊で個展をした後、2004年ギャラリー汲美で個展を開き、汲美が閉じた後は主にギャラリー5…

ギャラリー・ビー・トウキョウの原田圭捺展を見る

東京京橋のギャラリー・ビー・トウキョウで原田圭捺展「常日頃」が開かれている(11月11日まで)。原田は1999年東京生まれ、2022年に武蔵野美術大学造形学部油絵学科版画専攻を卒業し、現在同大学大学院修士課程版画コース2年在学中。昨年このギャラリーで…

ギャルリー志門の林正彦展を見る

東京銀座のギャルリー志門で林正彦展「土」が開かれている(11月11日まで)。林は1953年長野県飯田市生まれ。絵の具ではなく赤土を使って作品を作っている。最近は麻袋(ドンゴロス)を使っている。 林は1953年長野県飯田市生まれ、1977年にイタリアへ渡り、…

大江健三郎『親密な手紙』を読む

大江健三郎『親密な手紙』(岩波新書)を読む。雑誌『図書』に2010年から2013年まで連載されたエッセイをまとめたもの。『図書』の1ページだけのエッセイだった。短いものなのであまり複雑な内容は期待できない。しかし久しぶりの大江健三郎の新刊でそれな…

東御市梅野記念絵画館の山本弘展を再訪する

長野県東御市の梅野記念絵画館の山本弘展を再訪した。本当はもっと早く再訪するつもりだったが、9月にコロナにかかり重症化して入院し、退院後もしばらくは自宅静養していたので結局今日になった。 改めて展示を見て、山本弘の代表作は、「種畜場」、「流木…

ギャラリー・ビー・トウキョウの山田溪樹展を見る

東京京橋のギャラリー・ビー・トウキョウで山田溪樹展「変容」が開かれている(11月4日まで)。山田溪樹は1997年山梨県出身、2020年多摩美術大学美術学部絵画科版画専攻を卒業し、2022年同大学大学院博士前期課程版画研究領域を修了している。 2021年に続い…

コバヤシ画廊の浅葉雅子展を見る

東京銀座のコバヤシ画廊で浅葉雅子展が開かれている(11月4日まで)。浅葉は1982年、女子美術大学日本画専攻を卒業。2003年にKONSTFACK(スウェーデン国立デザイン工芸芸術大芸術専攻)で学んでいる。1996年に銀座スルガ台画廊で初個展、2011年からはコバヤシ…

ギャラリイKの内海信彦展を見る

東京京橋のギャラリイKで内海信彦展が開かれている(11月4日まで)。タイトルが「ポーランド・アウシュビッツ、マイダネクの犠牲者、そしてウクライナの犠牲者のためのレクイエム」というもの。内海は1953年生まれ、東京都出身。1974年慶應義塾大学法学部政…

Oギャラリーの田島直樹銅版画展を見る

東京銀座のOギャラリーで田島直樹銅版画展「―飛行計画―」が開かれている(11月5日まで)。田島は1968年鹿児島県生まれ、1997年に筑波大学大学院芸術研究科美術専攻を修了し、2012年には同大学で博士号を取得している。1997年にOギャラリーで初個展、その後…

橋爪大三郎『戦争の社会学』を読む

橋爪大三郎『戦争の社会学』(光文社未来ライブラリー)を読む。副題が「はじめての軍事・戦争入門」。橋爪大三郎が東京工業大学で行った「軍事社会学」の講義を書籍化したもの。「はじめに」から、 戦前には、軍があった。軍は、国民のためではなく天皇のた…

ギャラリーアビアントの及川伸一展を見る

東京吾妻橋のギャラリーアビアントで及川伸一展が開かれている(11月4日まで)。及川は1949年東京生まれ。1980年から1992年まで独立美術に出品していたが、1992年からは個展を主な発表の場所としている。これまでギャラリー汲美、ギャラリーテムズ、ギャラ…

千駄木ガレージの井上活魂展を見る

東京千駄木の千駄木ガレージで井上活魂展「デブリ男」が開かれている(10月29日まで)。井上活魂は昨年もここで個展を開いている。日本アンデパンダン展には毎年出品している。 井上はもらったり拾ったりしたスクラップのような素材で作品を作っている。井上…

会田誠『げいさい』を読む

会田誠『げいさい』(文春文庫)を読む。会田誠は売れっ子の現代美術家、でも文章も得意で数々のエッセイのほか、『青春と変態』という小説もある。裏表紙の惹句から、 佐渡出身で芸大志望の僕は多摩美の学園祭を訪れ、カオス化した打ち上げに参加する。酒を…

巷房2および階段下の柴崎和也展を見る

東京銀座の巷房2および階段下で柴崎和也展が開かれている(10月28日まで)。柴崎和也は1982年、大阪府生まれ。2012年に多摩美術大学大学院美術研究科を修了している。2010年にギャラリー檜B・Cで初個展。その後ガレリア・グラフィカbisやギャラリー檜グルー…

藍画廊の若宮綾子展を見る

東京銀座の藍画廊で若宮綾子展「居間にて」が開かれている(10月28日まで)。若宮は神奈川県横浜生まれ、1989年女子美術大学芸術学部洋画科油絵専攻卒業、1990年同大学芸術学部研究課程を修了している。1993年に藍画廊で初個展、以来毎年のように藍画廊で、…

梶山季之『李朝残影』を読む

梶山季之『李朝残影』(光文社文庫)を読む。梶山季之はかつて『黒の試走車』などベストセラー作家だったが、45歳で病没した。1930年、現在の韓国ソウルで生まれ、15歳のとき終戦とともに帰国した。 「族譜」は朝鮮の旧家の家系図で、古い家系は700年も記録…

SCAIザ・バスハウスのボスコ・ソディ展を見る

東京上野谷中のSCAIザ・バスハウスでボスコ・ソディ展「GALAXY」が開かれている(11月5日まで)。ギャラリーのホームページより、 木材、岩、土といった自然素材を用いた大規模なインスタレーションや絵画で国際的な評価の高いボスコ・ソディ。現在はニュー…