2010-10-25から1日間の記事一覧

加藤周一の小説「三題噺」を読む(1)

加藤周一は優れた批評家だが小説も書いている。その「三題噺」(ちくま文庫)は主に3つの短篇、詩仙堂を造った石川丈山を描いた「詩仙堂志」、禅僧一休宗純を盲目の愛人森女の目から描いた「狂雲森春雨」、江戸時代の夭折した特異な思想家富永仲基を描いた…