2008-05-20から1日間の記事一覧

シューベルトと吉本隆明の孤独

梅津時比古「冬の旅ーー24の象徴の森へ」(東京書籍)はシューベルトの歌曲集「冬の旅」を分析している。詩はミュラーだ。 第12曲「孤独」 澱んだ風が もみの梢を揺らすとき 一片の暗い雲が 澄みわたった空を漂うように ぐったりした脚をひきずって 自分の道…