2007-01-14から1日間の記事一覧

瀬戸内寂聴「孤高の人」は湯浅芳子の優れた伝記文学だ

瀬戸内寂聴「孤高の人」(新潮社)を読む。これは湯浅芳子の優れた伝記文学だ。もっとも湯浅芳子を知っている人は少ないだろう。ロシア文学の翻訳家でチェホフの戯曲やマルシャークの「森は生きている」の訳者、そして宮本百合子「伸子」に描かれているモデ…